FXとインフレ報告
13日火曜日は米小売売上高の急伸を受けて、米個人消費の低迷が回避されるとの見方が強まり、ドルを中心に幅広く円が売られる展開に。FX取引、FX初心者、くりっく365、FX口座開設、FX資料請求ドル/円は105円手前まで上昇し、クロス円も夕方以降の下げ幅を完全に取り戻して引けました。  東京時間は朝方発表の英住宅指標の悪化を受けてポンド/円が軟調、一方ドル/円は103円後半の水準でこう着し、他のクロス円も小動きが続きました。午後に日経が200円高で引けたものの円売りは限定的で、夕方から欧州通貨中心に売りが入り、ユーロ/円が160.10円へ反落。ポンド/円は英4月消費者物価指数が予想以上に強い伸びを示したことを受け一時的に買われますが、軟調な流れは変わらずその後202円を割って201.49円の安値を示現。ドル/円もクロス円につれて103.37円まで安値を更新しました。しかし欧州序盤に売りが一巡するとその後は米指標を控えてやや反発。そしてドル/円103.80円台で迎えた米4月小売売上高は、自動車を除いた指数が予想を大幅に上回る強い伸びを示し、発表後市場でドル買い・円売りが加速。ドル/円が104円を突破して104円後半まで急伸した他、ユーロ/円も161円台へ反発し、クロス円が軒並み行って来いの展開に。ポンド/円も安値から2円以上急騰しNY中盤204円をタッチする場面がありました。NYダウはバーナンキFRB議長が「金融市場は正常とは程遠い状況にある」と発言したことや、金融株の下落など受けて下落して始まるも中盤以降持ち直し、またイエレン・サンフランシスコ連銀総裁が「現在の金利水準は適正」と発言するなど、FRB当局者から利下げ休止を示唆する発言が相次いだことがドルを支え、ドル/円は引け際に3営業日ぶりの高値104.90円まで上昇。一方でNY原油相場はアハマディネジャド・イラン大統領が原油の減産を提案したとの報道で127ドル台へ反発し、資源国通貨の加ドルをサポートし、加ドル/円は104円半ばへ大幅高となって引けました。 FX  14日水曜日はポンド/円が英経済のスタグフレーションを想起させるBOEインフレ報告を受けて乱高下する展開。一方で米CPIは市場予想を下回り、市場でインフレ警戒感が緩和され円売りを支援。NY時間はオセアニア通貨を除いて堅調な地合いが続きました。  東京時間午前は全体的に小動きとなり、ドル/円は104円後半でもみ合いに。そのなかで豪ドル/円が7日以来の98.82円まで上昇する場面がありましたが、豪州の労働賃金コスト指標が弱含むと98円前半へ軟化。午後に入ると日経の大幅続伸や、予想を上回った仏銀行大手BNPパリバの決算を好感した買いで、ドル/円が105円を突破した他、欧州株が堅調に始まるとユーロ/円も前日高値を越えて162円後半へ上昇。しかし豪ドル/円は午前から軟調な値動きが続き夕方一時98円割れとなりました。英指標の相次いだ海外序盤はポンド/円が203-4円台で荒っぽい値動き。英4月失業者が予想外の増加を示し、その後公表されたイングランド銀行(BOE)四半期インフレ報告では、2年後もインフレ率がBOEの目標を上回ると予想され、市場で英景気減速とインフレの並存が懸念されポンド/円は204.95円の同日高値から203円後半へ反落。ドル/円もポンド/円の下落につれ安となって105円手前へ軟化しました。注目された米4月消費者物価指数(CPI)は総合指数、コア指数とも市場予想をわずかに下回り、ドル/円は発表後105円を割って104.78円へ下落しましたが、インフレ懸念の後退を好感してダウ先物など株価が反発したため市場でリスク志向の円売りが再燃。その後ドル/円はクロス円の上昇につれて105円前半へ戻しました。NY中盤ダウが弱いCPIを好感して100ドル以上に上げ幅を拡大すると、ユーロ/円が162.88円まで高値を更新し、ポンド/円も再び205円手前まで上昇。しかしダウが利益確定売りで終盤にかけ上げ幅を縮小すると、引け際にやや軟調な値動きになりました。FX  15日木曜日はNY連銀製造業指数などの米指標悪化を受けてドル/円、欧州通貨が軟調な推移となるも、NYダウが原油反落を好感して続伸して引けたためリスク回避の円買いは限定的でした。一方オセアニア通貨は堅調で豪ドル/円が98円半ばへ小幅高で引けています。  東京時間は朝方若干買い戻しが見られるも、仲値後に豪ドル/円などを中心に債券の償還絡みの売りが入り、豪ドル/円が97.56円まで下落。105.28円まで戻していたドル/円もクロス円の下落につれて105円を割り込みました。またNZドル/円は朝方発表された3月小売売上高が予想以上の悪化を示し、80円前後から79円前半へ急落。午後になると強い独、仏の第1四半期GDPに支援されたユーロ買いで、反発基調となったユーロ/円が162.93円まで高値を更新。しかしドル/円は対欧州通貨での売りに押されて104円半ばへ下落しました。ただロンドン時間発表のユーロ圏4月消費者物価指数(CPI)が予想通り、同第1四半期GDPは強い結果となるも市場の反応は限定的で、163円をつけきれなかったユーロ/円はその後徐々に軟化。ドル/円は105円へ小反発したものの、NY時間市場予想を下回ったNY連銀製造業指数や米鉱工業生産を受けて104.42円まで安値を更新。バーナンキFRB議長は講演で「銀行は積極的に資本増強するべき」と述べるも市場の反応は見られず、ユーロ/円もトリシェECB総裁が今年4-6月のユーロ圏経済は減速すると発言したことや、原油相場の反落を受けて連動性の高いユーロ/ドルが急落したため、引けにかけて軟調な展開が続き161円半ばまで下げ幅を拡大しました。しかし米指標の悪化にもダウが底堅く推移し、その後原油相場の急落などに支援され続伸したことから、ドル/円は104円後半で下げ渋り、他のクロス円も底堅い展開に。NY時間はオセアニア通貨の上昇が目立ち、豪ドル/円は金相場の大幅反発に支援されて98円後半へ上げ幅を拡大し、NZドル/円も終盤に80円前後へ急反発して引けました。  先週末5月16日金曜日は強い米住宅指標を受けてドル/円が一時105円を回復するも、その後ミシガン大学消費者信頼感の悪化や米雇用統計の下方修正の可能性などが伝えられると市場でドル売りが加速。ドル/円は103.51円まで売り込まれる場面があったものの、引け際に買い戻され104円前後で引けました。  東京時間は午前発表された本邦第1四半期GDPが、予想以上に強い結果となるものの市場の円買い反応はかぎられ、ドル/円は104円後半でこう着。またユーロ/円も162円をはさんでもみ合いとなりましたが、そのなかで豪ドル/円は前日からの強い地合いを引き継いで昼過ぎに98.93円まで上昇。しかし海外時間に入ると徐々に円買いが強まり、ドル/円が104.50円を割って104.14円まで下落した他、ユーロ/円も161.23円の安値を示現。ただ欧州株が堅調に始まるとクロス円中心にすぐ買い戻しが入り、ユーロ/円が再び162円台へ急反発。豪ドル/円も98.27円の安値から、昼過ぎにつけた高値を越えて7日以来の99円台を回復しました。対欧州通貨ではドル売りが続いたものの、ドル/円もクロス円の上昇に合わせて104円後半へ反発。そしてNY時間は米4月住宅着工件数および同建設許可件数が市場予想を大幅に上回ったことから、市場でドル売りが加速しドル/円が一時105.08円へ上昇。その他原油相場の上昇を背景に資源国通貨に買いが集まり、豪ドル/円が99.76円へ急騰した他、加ドル/円が105.27円まで同日高値を更新しました。ところがその後のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が1980年以来の低水準に落ち込んだことや、今月発表された米4月非農業部門雇用者数が2.0万から15万人へ大幅に下方修正されるとのウワサを受けて、リスク回避のドル売り・円買いが強まり、ドル/円が103円台へ急反落。一時は103.51円まで売り込まれたものの、100ドル近く下落したNYダウがその後前日終値付近まで買い戻されたことを受け、ドル/円は104円台を回復。前週比1.12円高の104.06円で取引を終了しました。ユーロ/円も161円半ばへ売り込まれる場面がありましたが結局162円台へ戻し、オセアニア通貨も前日比プラスを維持して引けました。 なお他の通貨の先週終値は ユーロ/円162.28円(前週比2.89円高)FX ポンド/円203.47円(前週比2.50円高) 豪ドル/円99.31円(前週比2.24円高) NZドル/円80.43円(前週比1.31円高) 加ドル/円104.07円(前週比1.71円高) スイスフラン/円99.36円(前週比0.52円高)となっています。 週明けからドル/円・クロス円の買い戻し優勢で始まった先週は、14日を前後して週高値をつけるも、ドル/円は週半ばから弱い米指標を受けて軟調に推移、週末に103円半ばまで下値を拡大しました。一方クロス円は概ね強く反発し、ユーロ/円が3円近く上昇した他、豪ドル/円や加ドル/円などの資源国通貨は原油相場の続伸に支援され、それぞれ大幅高で引けています。また12日に発生した中国四川省での大地震は為替・株式市場への影響が限定的なものにとどまり、先週の株式は日経やNYダウを始め大幅反発し円売りを支援しました。  先週の米指標は小売売上高や住宅指標が強かったものの、NY連銀製造業やミシガン大学消費者信頼感指数など悪化を示した指標も多く、米景気の先行き不透明感が依然としてドルの重石になっています。一方インフレ動向については米CPIの伸び率が総合指数・コア指数とも市場予想を下回り、市場でインフレ懸念の後退が好感される場面がありましたが、一方でFRB当局者からはさらなる金融緩和に否定的な発言が相次ぎ、来月FOMCでの利下げ打ち止め観測はそのまま引き継がれています。また英国では生産者物価指数(PPI)とCPIが予想以上の強い結果となり、14日のBOEインフレ報告でも高インフレの持続が予想され、来月6月の利下げ観測が大きく後退しています。FXしかしキングBOE総裁は先週住宅価格のさらなる下落に言及しており、英住宅市場の低迷を背景とした英景気減速懸念は根強いものがあります。ユーロに関しては先週の独・仏・ユーロ圏GDPが強含んだことや、無難な内容に終わった欧州金融機関決算、そして相関性の高い原油相場の最高値更新に支えられ対円・対ドルで堅調に推移しました。ただしユーロ圏経済成長が第2四半期に落ち込むとの欧州当局者発言がユーロ売り材料になり、ユーロ/円は163円を突破できず引けとなっています。